最近では様々な場面で、コロナ禍前の活況が戻りつつありますよね。
旅行についても国内旅行の制限はほぼなくなり、海外への渡航制限も徐々に緩和されてきています。
政府や自治体による旅行観光支援の動きも進んでおり、そろそろ旅行を検討中という方も多いのではないでしょうか?
これまで何度か当コラムでは映画館での映画鑑賞を好む「映画館ユーザー」の特徴や意識をご紹介してきましたが、今回は映画館ユーザーと「旅行」をテーマに国内外の旅行に対してどのような経験や意欲を持っているかを、直近の弊社調査から一部ご紹介します!
2人に1人が年に2回以上、国内旅行へ行っていた
上のグラフは「コロナ禍となる以前、『国内旅行』に行く頻度はどれくらいでしたか。」という質問の回答を集計したものです。映画館ユーザーでは年に2回以上、旅行をしていた割合がなんと50%! 2人に1人が年に2回以上国内の旅行に行っていたという、驚きの結果に。逆に全く国内旅行には行っていなかった層はわずか9%と、大半の方が旅を楽しんでいたようです。
一方、非映画館ユーザーでは年に2回以上旅行に行く方は約25%まで落ちます。全く旅行に行っていなかった層の割合も23%と、映画館ユーザーとの差が浮き彫りとなりました。
では、海外旅行となるとどうでしょうか。
国内旅行に比べると割合は減りますが、それでも映画館ユーザー全体の約65%の方がいずれかの頻度で海外旅行に行っていたという回答に。国内にとどまらず海外へも高い割合で足を運んでいたようです。
一方、非映画館ユーザーでは、全く海外に行かない方が全体の半数以上と旅行に消極的。相当な差があることが分かります。
「早く行きたい!」これからの旅の意欲も圧倒的に高い結果に
上のグラフは、国内、海外の旅行を今後したいかという意欲を尋ねたものですが、すると海外旅行では映画館ユーザー全体の70%近くが「行きたい」と回答。その中でも「すぐにでも行きたい」と、うずうずしている人が3割以上も含まれており意欲の高さに驚かされます。一方非映画館ユーザーの65%がまだ海外旅行には行きたくても様子を見ている状況、その差も大きく表れています。
国内旅行においても映画館ユーザーはなんと9割近くの方が「旅行に行きたい」と回答しており、旅の意欲は相当に高まっているようです。
映画館ユーザーが選ぶ、人気の行き先は?
映画館ユーザーに国内旅行で具体的にどこに行きたいと考えているかも尋ねてみました。
すると1位が北海道、2位が九州、3位が沖縄という結果になりました。北国と南国ですね。旅行には、非日常感を求める方も多いかと思います。せっかく旅行に行くなら、気候が違う場所に足を伸ばしてみたいと考えるのは自然なことかもしれませんね。
これまでも映画館をよく訪れる映画好きは、SNSの利用率や住宅、車などの消費意識が高いという傾向をご紹介してきましたが、今回の「旅行」に関する調査では、よりその特徴がはっきりと表れる結果となっています。流行の映画に敏感に反応し、時間を割いてエンターテイメントを楽しむ層と旅行が大好きな層はぴったりと重なり合っているのかもしれません。
サンライズ社では、日々様々な切り口で映画や映画館に関する調査を行っております。
今後も随時、興味をもっていただけるようなリサーチ結果をご紹介してまいります。
DATA: 弊社実施インターネット調査より 時期:2022年9月 調査対象 首都圏在住者