シネアドを上映する際に、どれくらいの広告の効果があったのかを解析する効果測定。
今回は、CMそのものの効果ではなく、効果測定を行った結果わかった意外な情報についてお話します。
映画館来場者は海外旅行が好き!?
まずは下記のグラフをご覧ください。
シネアドを実施したA社に対して「あなたは年間何回程度海外旅行に行きますか?」という設問を設けた時の、測定結果のグラフになります。
【A社のグラフ】「あなたは年間何回程度海外旅行に行きますか?」
次に、下記のグラフもご覧ください。
B社でシネアドを実施した際に、「あなたは年間何回程度海外旅行に行きますか?」という全く同じ設問を設けて調査した時のグラフです。
【B社のグラフ】「あなたは年間何回程度海外旅行に行きますか?」
A社、B社共に映画館に来ていた人、来なかった人では圧倒的な差が!
このデータを見ると、映画館に来なかった人は海外旅行に年1回以上行くのは35%程度。一方、映画館来場者は75~90%が海外に行くと答えています。
映画館に来場する方は海外旅行をする割合が圧倒的に多いのは興味深いですね。
映画館来場者はゲーマーが多い?
続いてご紹介するのは、C社、D社、E社を対象に行った「あるゲーム機を所持しているか?」という調査結果。こちらも面白い結果が出ています。
【C社のグラフ】※NintendoSwitch所持率
【D社のグラフ】※NintendoSwitch所持率
どちらも、映画館に来なかった人に比べると、映画館に来た人は、所持率に倍以上の開きが出ています。8割の方が所持しているというのは驚きですね!
【E社のグラフ】※PlayStation4所持率
PS4の場合でも、映画館に来た人の所持率は、来なかった人の2倍から4倍の開きがでています。
ゲームのハードウェア機器の所持率が非常に高いのは注目すべき結果といえるでしょう。
映画館来場者は好奇心やこだわりが強い
最近では映画館も、IMAXや4DXなど臨場感や体感を重視したハイスペックシアターが増え、人気を博しています。
映画館に来場する客層は、そういった「エンターテイメント」を求めている方が多いのかもしれませんね。海外旅行などの「特別な時間」や、ゲーム機などにお金をかける「モノへのこだわりがある」方の割合が多いのも、納得できそうです。
今回の効果測定調査で、映画好きは好奇心が旺盛な、アクティブで購買力がある客層が多いという一面が見えてきました。
映画館という大スクリーンでの集中した視聴ができる環境で、購買力のある客層にダイレクトにCMを見てもらえているわけですね!
これは、TVCMやデジタルサイネージ広告、ネット動画広告などにはない、シネアドならではの強みと言えそうです。
これからも、当社では定期的にシネアドの効果測定を行い、その効果や特性についてレポートしていきます!