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コラム 2025年3月14日

2025年は再び“鬼滅の刃イヤー”に 映画『鬼滅の刃』が巻き起こした大旋風

先日、シリーズ最終章となる、『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』の第一章が7月18日に公開されることが発表となりました。
「鬼滅の刃」の劇場公開は近年の日本映画界において最も成功を収めた作品の一つとして広く知られています。その興行成績は記録的であり、日本国内のみならず海外でも大きな話題となりました。今回は改めて『鬼滅の刃』シリーズの映画がなぜこれほどの成功を収めたのか、その魅力とともに振り返ります。

① 興行成績がすごかった

2020年、コロナウィルスの流行により映画業界は映画館の一時休業や公開作品の相次ぐ延期など余儀なくされ厳しい状況に陥っていました。その最中において『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』は、日本国内で歴代最高の興行収入を記録し、最終的に400億円を突破しました。この数字は、これまでの日本映画の歴史において前例がなく、それまでの最高記録であった『千と千尋の神隠し』(興収316億円)を超える快挙となりました。
また、海外市場でも大ヒットし、全世界の興行収入は500億円を超え、日本のアニメ映画としては史上最高の記録を打ち立てました。アメリカやアジア諸国でも上映され、世界的な人気を証明しました。

映画『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』は、公開されるや否や各映画館で異例の上映回数を記録しました。特に公開初週は、1日の上映回数が40回を超える映画館も存在し、スクリーンのほぼすべてが『鬼滅の刃』で埋め尽くされるほどの人気でした。
「【独自調査】鬼滅の刃ヒット!過去のヒット作との公開規模を比較してみた」 https://www.snr.co.jp/archives/5519/

さらに、公開期間の長さも特筆すべき点です。通常の映画は1〜2か月ほどで上映終了することが多いですが、『無限列車編』は2021年7月まで約9カ月にわたるロングラン上映となりました。これは観客の熱狂的な支持があったからこそ実現した現象です。

② 幅広い来場者層がすごかった

『鬼滅の刃』の映画は、通常のアニメ映画に比べ、より幅広い年代の観客を動員しました。10代・20代が約半数を占める一方で、30代や40代以上の来場者も多かったことが明らかになっています。公開当初は、原作ファンを中心とした若年層が主な観客層でしたが、口コミの広がりやSNS・メディアでの話題化により、次第に原作を知らないアニメファンや、普段アニメをあまり観ない層にも支持が広がりました。その結果、多くの人が劇場へ足を運ぶ現象が起こりました。
さらに、本作はリピーターの多さも特徴の一つです。何度も鑑賞するファンが続出し、特に書き下ろしデザインのカードなど、複数の入場者特典が用意されたことで、コレクション目的で繰り返し観る人も多く見られました。


③ その後のシリーズもすごかった

『無限列車編』の公開後も、地上波のアニメ放送と連動しながら、特別編を映画館で上映する取り組みが続けられました。
2023年に公開された『「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』は興行収入41億円、2024年の『「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ』は23億円を記録し、総集編でありながら年間興行ランキングに入るほどの成功を収めました。
このような特別上映は、テレビ放送前にファンの期待を高めると同時に、映画館での体験をより特別なものにする仕組みとして確立され、他作品にも同様の試みが広がりつつあります。

④ 企業タイアップもすごかった

『鬼滅の刃』の圧倒的な人気により、多くの企業とのコラボレーションが実現しました。
2020年の『無限列車編』公開時には、ダイドードリンコが主力商品の「ダイドーブレンド」で各キャラクターをデザインした「鬼滅コラボ缶」を発売し、2021年3月までに累計1億本を販売する記録的な売上を達成しました。また、極楽湯・RAKU SPAグループでは、描き下ろしイラストを使用した限定グッズや特別メニューの提供、コラボ風呂、館内限定のコラボ放送など、幅広いキャンペーンを展開。反響の大きさから、これまでに3度にわたりコラボ企画が実施されています。

さらに、花王、日清食品、UHA味覚糖、くら寿司、ローソン、キリン、サンシャインシティ、全日空など、多種多様な業界の企業とのコラボが次々と実現。食品、飲料、日用品、エンターテインメント、交通といった幅広い分野での展開により、『鬼滅の刃』の影響力の大きさが改めて証明されました。
関連商品は発売と同時に完売することも珍しくなく、コラボキャンペーンには多くのファンが殺到。もはや『鬼滅の刃』は単なるアニメの枠を超え、企業戦略や市場動向にも影響を与える存在となっています。

2025年は再び鬼滅の刃イヤーに

映画『鬼滅の刃』シリーズは、上映回数や興行成績だけでなく、幅広い年代の観客層、続編の人気、企業タイアップといった多方面で成功を収めました。その影響力は単なる映画の枠を超え、一大社会現象となっています。
7月に公開される『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』は、全国計443館(IMAX版含む)という国内最大級の規模での公開に加え、世界150以上の国と地域で順次上映されることが決定。また、過去のエピソードを特別編集して上映する「鬼滅シアター」や、『無限列車編』のリバイバル上映も決定しています。
2025年はまさに“鬼滅の刃イヤー”として、再び大きなムーブメントを巻き起こすことになりそうです。

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