早いもので、2024年ももう折り返しとなりました。まだ梅雨は空けていませんが、気温はすでに夏真っ盛りですね。これまで皆様はどんな映画をご覧になりましたか? コラム担当の私は『ARGYLLE アーガイル』と『ゴールド・ボーイ』が特にお気に入りでした!さて、2024年下半期も、大型の話題作がいくつも公開を控えています。
2024年下半期はどの映画に注目が集まっているのか、映画レビューサイトFilmarksのデータを元にご紹介いたします!
まずはここから!2024年下半期 映画期待度ランキング
7月以降公開作品で期待度ランキング1位に輝いたのは『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』(10月公開)でした!「バットマン」の悪役として広く知られるジョーカーの誕生を描き、2019年の第92回アカデミー賞でも作品賞ほか11部門でノミネートされ、主演男優賞と作曲賞を受賞席巻した『ジョーカー』の続編で、トッド・フィリップス監督と主演のホアキン・フェニックスが続投、ハーレイ・クイン役にレディー・ガガが抜擢。前作は日本でも興収50億円超えの大ヒットを記録した作品だけに、期待値は大きいようです。
特報のラストの「笑顔」にゾクリとき方も多いのではないでしょうか?ランキング1位になるのも納得ですね。
洋画がこれほど注目を集めるのも久しぶりのこと。ハリウッドストライキの影響などもありしばらく公開数が減少したのですが、今後は多くの洋画作品が公開を予定されています。
2位にはあのR18ヒーロー「デッドプール」のシリーズ3作目『デッドプール&ウルヴァリン』(7月公開)、4位はスパイダーマンのヴィラン「ヴェノム」を描くシリーズの最終章『ヴェノム:ザ・ラストダンス』(11月公開)など、洋画定番のアメコミヒーロー映画も票を集めました。
先に公開された米国では、アニメ映画史上最速でナンバーワン成績を収めた『インサイド・ヘッド2』(8月公開)も期待値が高くなっています。
邦画では、テレビドラマ「アンナチュラル」「MIU404」と世界観がつながるシェアワールドムービー『ラストマイル』(8月公開)が3位にランクイン。シリーズ全作が興収50億を超える人気作『キングダム』シリーズの最終章『キングダム 大将軍の帰還』(7月12日公開)が6位にランクインしました。
8位の『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』(9月公開)にも注目です。2021年に超低予算ながらスマッシュヒットを飛ばした『ベイビーわるきゅーれ』のシリーズの最新作で、まだ公式に出ているのはポスタービジュアル1枚と主要キャストのみにも関わらず、ランキング入りしました。特報の公開が待たれますね。
男女別の期待作品はこちら!
こちらが男性のみのランキングです。『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』が1位なのは全体ランキングと変わりませんが、全体的にヒーローもの、アクションものが上位に来る傾向があるようです。車好きの男性が多いのでしょうか。全体ランキングでは圏外だった『フェラーリ』(7月公開)がランクインしているのも面白いですね。続いて女性ランキングも観てみましょう。
『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』が1位なのは変わりませんが、アメコミヒーロー映画は男性ランキングよりも控えめな結果に。男性ランキングでは9位だった『インサイド・ヘッド2』が4位に浮上しています。
また、男性ランキングでは圏外だった、ティム・バートン監督最新作『ビートルジュースビートルジュース』(9月公開)も6位にランクインしており、ファッショナブルな映画が好まれている傾向が見えますね。
Z世代が観たい作品はこちら!
皆さんは映画館の主要客層はどの世代だと思いますか?
今、映画館ユーザーにはいわゆるZ世代と呼ばれる若者世代が増えています。近年邦画アニメ映画が飛ぶ鳥を落とす勢いで伸びているのも、こういった若い世代からの映画館人気が反映されているのかもしれませんね。
上記がZ世代(10代~20代)のランキングです。全体ランキングと大きな相違はありません。邦画・洋画問わず大型作品が多いので、若者は大作への関心が強いようです。大作が並ぶ中で『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』『ナミビアの砂漠』など、大規模ではない話題作がランクインしているのも面白いところです。若者世代の流行への敏感さがランキングにも表れているようです。
今回の引用データは比較的映画のコアファンが集まる映画レビューサイトであることから、多少通好みの映画が上位に来やすい結果とはなっています。
2024年の下半期、あなたの見たい映画はランキングに入っていましたでしょうか?
ランキングでは各カテゴリで『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』の圧勝となりましたが、他にもたくさんの魅力的な映画が公開されます。ぜひ、あなたの「これは!」と思う1本を探してみてくださいね!